ジュークボックスは、最近でこそ見かけることが少なくなりましたが、聴きたい曲を選んでボタンを押すと、選ばれたレコード盤が針のあるところまで運ばれてきて音楽を演奏してくれる、とても便利で見ているだけでもかっこいいマシーンです。私の大切にしている信念の一つに、「誰かが成功するために光を照らす」というものがあります。私が名付けた会社Jukebox Dreamsは、こんなマーケティングをしたい、こんなイノベーションをやってみたいという企業やスタートアップの会社のために、それを可能にする、支援のボタンになりたいと思っています。ボタンを押すことでジュークボックスの中にあるたくさんのアイデアやコネクティングドットのシーズから最適なものを選び出し、協働する企業のビジネスニーズや消費者に対して、新しいイノベーション(便益の提供)を作っていきたいと思っています。

また、Jukebox Dreams ではビジネスの支援、マーケティングやイノベーションのコンサルティングという事業に加えて、最高の音楽体験の場をつくるというものがあります。ヴィンテージから最先端のジュークボックスが楽しめたり、オーディオの基礎を作り、今でも最高峰の音を奏でる１９３０年代の劇場用の本格的なオーディオ再生装置を再現したりする夢のプロジェクトです。準備の一環として、起業以来、私は国内はもちろん、ニューヨークやロサンゼルス、またロンドンなどに出かけては、何軒ものレコード店を回ってジュークボックスに入れるドーナツ盤のシングルレコードを収集したり、ヴィンテージオーディオを集めてはレストアをし、足らない部品を調達したりしてきました。これらをどのように展開していくかはこれからの課題ですが、ワクワクしながらこの夢の実現に向け一歩一歩前進しています。

ビジネスの領域か夢の音楽体験かまたはその両方で、たくさんの皆様と協同し、時間を分かち合えることを楽しみにしています。